2025年1月アメリカ・カリフォルニア州アナハイムにて開催された世界最大の楽器フェア
「NAMM Show」にて木材選定を行なった当社オリジナルオーダーモデルが入荷!
オーダー担当 G-CLUB SHIBUYA 渡邉がその魅力をお伝えします!

詳細画像















NAMM Show 2025
古くは1901年から今の原型となるイベントが開催されていた楽器展示会。
正式名称、National Association of Music Merchants(全米楽器商協会)。
世界最大の楽器フェアです。
例年1月後半に開催され、世界中の楽器メーカーの新製品発表や最新情報の公開、限定モデル等が展示されます。
今では世界中から多くの来場者が訪れることで、NAMM Showに合わせて新製品発表や発売予告/広報を行うブランドも多くなっている展示会です。
Wood Selection(選定材)
MartinGuitarのカスタムオーダーをする上では欠かすことのできない、個体の木材選択。
通常であればMartin Factoryの専門スタッフにお任せをし、毎度素晴らしい個体が入荷しますが、NAMM Martinブースでは普段使用することのできない(ストックの少ない)木材の選択をすることができる上、実際に目で見て杢目を確認し、ドアをノックするように軽く叩き響きを確認したりして、ワンセットずつ希望の見た目や響き方の木材を選ぶ事ができます。
今回は現地に Wild Grain East Indian Rosewoodがあるとの情報があった為、現地弊社スタッフが1組ずつじっくりと選んだ厳選の10セットにて作成をしてもらいました!


Wild Grain East Indian Rosewood
現在Martin guitarのローズウッドの多くはIndian Rosewood(インド産ローズウッド)を使用していますが、伝統的な木目としては真っ直ぐな木目が主となっています。
一方Wild Grain East Indian Rosewoodは色味の綺麗なローズウッドを板目に切り出す事で躍動感のある木目が現れ美しい見た目になります。
山形や波状といった、ダイナミックで変化に富んだ模様が特徴で個々にパターンの違う個性的な外観も魅力。Wild Grain East Indian Rosewoodは素材の変化を出し切る乾燥工程が板目よりも長く必要な為、大量生産に不向きな一面がありMartin社でもなかなか選択出来る機会が少ない希少材です。
入荷モデルの魅力
木材の魅力を活かしながらビンテージスタイルを意識した特別なD-45。
トップは最上位グレード(プレミアムグレード)のシトカスプルース。
サイド・バック同様にトップも現地選定の非常にきれいな木材を使用。ネックにはマホガニー、全体のバインディングにはヨーロピアンフレームドメープル。
近くで見ると杢目が揺らいでいるようなフレームの入った綺麗なメイプルで外観全体をまとめています。
ナット幅は44.5mmのモディファイドローオーバルシェイプ。現行モデル同様のオールマイティで評価の高いネックシェイプです。
ブレーシングはアディロンダックスプルースのリアシフトスキャロップドブレーシング。1938年から1956年頃まで採用されていたブレーシングの位置で、鳴りを求めてスキャロップド加工を施したビンテージライクな拘りの仕様。
取り外し可能な現代的ロングサドルの伝達の良さと併せてパワフルで透明感のあるサウンドが魅力です。
試奏動画
仕様詳細
ボディサイズ:ドレッドノート
トップ:シトカスプルース(プレミアムグレード)
サイド:ワイルドグレインインディアンローズウッド(プレミアムグレード)
バック:ワイルドグレインインディアンローズウッド(プレミアムグレード)
ブレーシング:アディロンダックスプルース/ハンドシェイプゴールデンエラ
ブレーシングパターン:リアシフト/スキャロップドブレーシング
ネック:マホガニー (Modified Low Oval)
指板・ブリッジ:ブラックエボニー
ブリッジスタイル:ロングサドル(取り外し可能)
ナット・サドル材:牛骨
ブリッジピン:牛骨
ピックガード : べっ甲柄
バインディング : ヨーロピアンフレームメイプル
チューナー : グローバーゴールドチューナー(オープンギア)
カラー:クリアフィニッシュ
スケール:約645.2mm
ナット幅:約44.5mm
オリジナルハードケース付属
サイドバックの杢目の個性が顕著に出るモデルです。是非各店入荷の個体の画像をご覧ください!



