Gibson Japan担当者との綿密な打合せを幾度も重ね、「こだわりポイント」の洗い出し、Gibson Montana工場内における実現の可否等の確認作業が数ヶ月続いた。
我々が求めたポイントは…
- 1959年製 J-45のネックプロファイルの再現
- 当時オプションだったアジャスタブルサドルに採用されていたサイズの大きいスタッド
- サウンドホールリングに被らないフィンガーボードエンド
- カスタムに採用されることの多いアディロンダックではなく、敢えてのAA Sitka Spruce
- 現行の1942 J-45 Legendに採用されているような幅広なジャンボフレット
Gibson Japanとの打合せで仕様はほぼ決定。
しかし、どうやって1959年製 J-45のネックプロファイルをMontana工場スタッフに伝えるか?
どうやら当時のネックプロファイルのデータはストックしていないようだし、1959年製 J-45もMontana工場にはない…
「Montana工場まで本物の
1959年製J-45を持っていこう!!」
当該モデルは指板とブリッジにハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を採用している為、米国に持ち込むにはCITESを取得しなくてはならないし、機内持ち込みが可能であれば問題はないが、「預かり手荷物」として荷物置き場に放り込まれたら気圧や気温の影響でバラバラになってしまう危険性がある。
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