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Engineering
Sound
Hardware
■HLS420 / VF
■HLS360 / CS
■HLC175 / BLK
■HLS160 / LD
■HLS160 / CS
■HLS160 / VF
70年代に生産が始まったTOKAIのLPは日本で製作
されたLPモデルとして国内外において最高の賛辞を
受けたギターであることは、VINTAGE市場の評価や
取引されている価格から判断しても間違いの無い事実
として、ギターファンには完全に定着しています。
しかし、発表当時ユーザーから大きな驚きと賛辞を
持って迎えられたTOKAIのLPモデルの最高機種
LS150とLS200は当時のトラ杢材の不足の為に
サンプル程度しか生産が無い為に、カタログ以外
で現物をじっくり見たギターファンの方は少ない
のではないでしょうか。
この状況は海外でも同じで、自分はTOKAIの初期の
LPを 持っているというコレクターの人でも、自慢げに
出される 楽器の殆どのモデルは日本では数万本生産
された LS50やLS60が出てくることが殆どです。
従って世界中のギターファン憧れのTOKAI LPはイメージは高いのですが、中古市場ではその存在は
幻と表現しても良い位です。このような当時の状況に加え世界一賃金が高い日本で作られる楽器は、
ギター材を海外からの輸入に頼る為に、原価の高騰や円高の進行により→海外ブランドに対する
価格競争力の消失→販売の減少という経済原則に沿ってその衰退を深めていました。
しかし、良質の楽器を求める内外のギターファンの声は日増しに高くなり、価格はそこそこでも
中途半端な LPより、楽器の本質を見据えたコストパフォーマンスに優れた日本製の熱かった70年代
を彷彿とさせる、これぞTOKAIのLPを再生してくれないかというユーザーやディーラーの声を背景に、
私たちは長年温めてきたスペックを実現するべくTOKAI楽器との交渉に歩みを進めたのでありました。
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