Top Prologue Engineering Sound Hardware
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■HLS420 / VF
■HLS360 / CS
■HLC175 / BLK
■HLS160 / LD
■HLS160 / CS
■HLS160 / VF
今回の仕様変更で一番力を入れた所が、ボディと
ネックの仕込み角度でした。豊かなサスティン
を持つオリジナルを代表する59年モデルの仕込
み角度は3度と言われていますがこの角度で生産
した場合、現在の日本の気候や材質の経年変化
による問題に一部の楽器は耐え切れず、メーカー
保証が切れた後のユーザーさんの負担は大変な
出費をさせてしまう危険があるという事が東海の
生産技術の方から指摘があり、試行錯誤の結果、
現在のTOKAI LPのネック仕込み角度4.5度から
最終的に3.8度に変更されました。
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僅かに0.7度の修正ですが生産組み立ての現場では仕込みや組み立ての手間に
従来の楽器とは比較に ならない技術、そして時間と緊張が必要との事でした。
確かに仕込み角度が浅い場合にはブリッジの可変範囲が狭まる為に、組み立て時に木部の
仕込み角度の精度に問題が有った場合は、最終の組み立て時には大変な問題になってしまいます。
仮に仕込み角度が大きい場合には弦高を最終の組み立て時点でブリッジの上げ下げで調整出来る
という利点がありますが、今回のLPの場合には仕込み角度が浅い為にボディとネックを接合した
時点で弦高の殆ど全てが決まるという、製作スタッフには逃げる事の出来ない難しい仕事が課せられた訳です。
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