こんにちは!
久しぶりの投稿となってしまいました。伊藤です。
本日、7月9日(日)12:00~ 茂木拓真さんご出演の銘器弾き比べインストアライブを開催しましたので、その模様をお届けしたいと思います。
既にご存じの方も多いと思いますが、茂木拓真さんは国内のトップクラスのコンクール、スペインギターコンクール、クラシカルギターコンクール、そしてギター音楽大賞などを総なめで優勝している実力派ギタリストです!
当店のインストアライブでのご出演は4年ぶりの登場です!
2回目のご出演とあって、準備段階から慣れた感じで、事前にじっくりライブ当日に弾くギターを選んで頂き、それぞれのギターに合う曲目を熟慮して頂きました!
それでは、本日演奏していただいたギターと曲目はこちらです!
【使用ギター】 ルーカス・マルティン Lucas Martin 2021年新作
1.ソナタOp.77より第1楽章(テデスコ)
2.2つの舟歌(クレンジャンス)
3.ロシータ(タレガ)
【使用ギター】ヘルマン・ハウザー3世 Hermann HauserⅢ リョベートモデル 2004年製
4.ソナタOp.77より第3楽章(テデスコ)
5.サパテアード(R.S.デ・ラ・マーサ)
6.アラビア風奇想曲(タレガ)
【使用ギター】マイケル・バテル Michael Batell 2017年製
7.ソナタOp.77より第4楽章(テデスコ)
8.リュート組曲第1番(BWV996)よりアルマンド(バッハ)
9.グラン・ワルツ(タレガ)
【アンコール】ヘルマン・ハウザー3世 Hermann HauserⅢ リョベートモデル 2004年製
10.フジェール(閑喜弦介)
茂木拓真さんの演奏は、確かなテクニックに裏付けされた立体感と表現の幅のある演奏。アラビア風奇想曲のような多くの方に演奏された曲でも、なるほど~上手いプロの人はこんな風に表現するんだ~と納得させてくれる説得力のある演奏でした。音色の変化、強弱やテンポ感など心地よいだけでなく表現に前回ご出演時よりさらに磨きがかかった印象です。
選曲についても超有名曲に加えて、あまり弾かれることのないタレガやクレンジャンスの小品、そしてクラシックギター愛好家の憧れの名曲、テデスコのソナタをまとめて弾くのではなく、それぞれの楽器に持ち替えした1曲目に各楽章を演奏するという実験的な試みも、聴く側にとっては楽しい体験になりました。
茂木拓真さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!