こんにちは!
伊藤です。久しぶりの更新になってしまいました。
2023年1月15日(日)に小林愛美(こばやし・あみ)さんのインストアを開催しましたので、その模様をお届けしたいと思います。
当店のインストアライブといえば、これまで多くの方にご出演いただきましたが、その中でも恐らく最多出場(?)となるギタリストの伊藤亘希さんから若手で素晴らしいギタリストがいるとご紹介頂き、今回のインストアライブとなりました!
伊藤亘希さん、いつもありがとうございます!
さて、小林愛美さんは現在洗足学園音楽大学に在籍されていますが、既に演奏活動や教授活動も行われている若手ギタリスト。もうすぐ卒業されるようです。
今回のインストアライブの直前には、一度お店にお越し頂き、じっくりと当日に使用するギターとプログラムをご検討頂いて、準備万端の開催となりました。
では、さっそく当日弾いて頂いた曲目とギターをご紹介します!
【プログラム】
1.プレリュードNo.1(タレガ)
使用ギター : マヌエル・ベラスケス 1996年製
2.ファンタジー(ヴァイス)
使用ギター : マヌエル・ベラスケス 1996年製
3.椿姫の主題による幻想曲
使用ギター :ワルター・ヴェレット 2019年製
4.The Black Cockatoo(Flying Alone) (R.Charlton)
使用ギター :ワルター・ヴェレット 2019年製
5.11月のある日(ブローウェル)
使用ギター :ジョン・レイ サントス・エルナンデスモデル2022年新作
6.劇的幻想曲~旅立ち~Op.31 (コスト)
使用ギター :ジョン・レイ サントス・エルナンデスモデル2022年新作
【アンコール】イエスタディ (ビートルズ/武満徹編)
使用ギター :ジョン・レイ サントス・エルナンデスモデル2022年新作
小林愛美さんの演奏は、丁寧かつ繊細で美しいメロディーがとても心地よい!今回は特に銘器弾き比べということで、楽器それぞれの音色の違いが分かりやすいように美しいメロディーの曲を中心にプログラムを考えて頂いたということで、楽器1本1本の特色、良さが際立つ演奏になっていたかと思います。そして、コストの大曲では優しいだけではなく、激しくダイナミックな演奏も聴かせて頂き、圧倒されました!フォルテからピアニッシモに至る時の静寂な音色の響きもとても印象的でした。
ご自身でも手が小さいんですよ~とおっしゃられていましたが、その小さい手が指板に吸い付くように無駄のない動き、柔軟性にも驚きです。運指の動きを見ているだけでも楽しませてくれました。私もどちらかというと手が小さいほうなのですが、この演奏を見ているとそんなことを言い訳にしてはいけないなと、改めて思いました(笑)
それぞれの楽器の良さ、曲の良さをしっかり引き出す美しい演奏で、ご来場のお客様にも十分にご満足頂けたのではないかと思います。きっと、もっと聴きたい!と皆様思われたのではないでしょうか?これから、ますますのご活躍が期待されます!
The Black Cockatoo(Flying Alone) という、海外のギタリストでは演奏している方がいますが、日本ではまだあまり弾かれていないレパートリーも演奏して頂きました。これもいい曲ですね~小林愛美さんはこの曲を日本でも流行らせたいとのことで、是非、Youtubeのアップをお楽しみにお待ち下さい。
そして、演奏後に書いて頂いたサインは、お店にこんな感じで飾っています。
小林愛美さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!
※当日の演奏の模様をYoutubeにアップ致しました!
動画その1 : マヌエル・ベラスケス 1996年製
動画その2 : ワルター・ヴェレット 2019年製
動画その3 : ジョン・レイ サントス・エルナンデスモデル2022年新作