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今、明かされる開発秘話 Lowden完結編-

Lowden開発秘話4

S35C 12Fret Cutway

豊嶋こだわりの12フレットジョイントモデル

豊嶋)あと、これは絶対作りたいってものがあるんです!Sサイズで12フレットジョイントのモデル!

岡村)お、12フレットジョイントですか。 でも、ちょっと人を選びませんか?クラシックギター弾きでなおかつアコギも欲しいといったような。それと形もクラシックギターみたいにひょうたんみたいになるんですよね?
オーダーミーティング8
豊嶋)それが違うんですよ。Lowden通常のボディシェイプのまま12フレットジョイントになるんです!

岡村)え、そうなんですか。 それなら14フレットの一般的なギターから持ち替えた時もそれほど違和感なく弾けますし、音の変化だけ楽しめそうですね。
豊嶋)もともとLowdenの音はクラシックギターに近いという声もあるぐらい ふくよかです。店長によるとアコギの弦振動の音への変換効率は12フレットが最もいいそうで、たしかに12フレットだと箱鳴りが豊かで、もっと太くて柔らかい奥行のある音になるから最高じゃないですか。

岡村)12フレットジョイントの音はいいですよね。M社の12フレットジョイントモデルも根強い人気がありますし。

豊嶋)動画を探すと試奏動画が出てきますが、音めちゃくちゃ豊かですよね。 なんかもうLowdenの12フレットジョイントでしか出せない唯一無二の音!って感じ。
オーダーミーティング9
岡村)(動画視聴中) うわ、これはめちゃくちゃいいじゃないですか。鉄弦のギターと思えない奥行があります。Lowdenのサウンドの特徴をさらに強調したような音色ですね。見た目のバランスもいいと思います。

豊嶋)もちろんカッタウェイは付けます笑 

岡村)14フレットモデル以上に必要ですよね 笑

Sサイズの12フレットモデル詳細

Custom.7
S35C 12Fret Madagascar Rose/Alpine Spruce/Cutaway

S35C 12Fret Madagascar Rose/Alpine Spruce/Cutaway
Body S
Top Alpine Spruce
Side&Back Madagascar Rosewood
Scale 650㎜
Nut幅 45㎜
Option1 12フレットジョイント
Option2 カッタウェイ
クラシックギター特有の温かみと音色の深さをアコースティックギターでも実現すべくオーダーした12フレットジョイントのカスタム品。小ぶりなボディでありながら箱鳴り豊かで、Lowdenサウンドのさらなる昇華を狙っている。カッタウェイを採用することで12フレット唯一の弱点ともいえるハイポジションへのアプローチもしやすくしている。
...入荷しました!商品詳細はこちら

F25C/Fan Fret

そして辿り着いたフィンガー用最終形態!?ファンフレット仕様

豊嶋) 岡村さん、ファンフレットいっちゃっていいですか?

岡村) なんで?

豊嶋)憧れなので 笑 ただただ弾きたい 笑

オーダーミーティング10
岡村)憧れる人も多いですけどアコギではあまり見かけないですよね。 個人ルシアー物とか手工系ギターだと人気も高くて採用する所もありますけどメーカー物では採用してないですよね。

豊嶋)それですっ!手工で質の高い楽器を作っているLowdenだからこそ、ファンフレット仕様にしたらより輝くのではないかと思うんです! 注目度も高いファンフレットを定番の25シリーズに搭載しちゃいましょうよ。

岡村)面白いですね、僕もエレキではファンフレットも使ってるので、製作しようかちょっと考えてました。 見た目が一般的なギターと異なるので意外ですが、ファンフレットって実は理にかなった造りをしているんですよ。
豊嶋さんはファンフレット採用時の6弦の弦長って知ってます?

豊嶋)知らないです。長いんですよね?

岡村)なんと………680㎜です!

豊嶋)長っが!!笑 え、めちゃめちゃ長いですね。

岡村)そうなんです。 その分、1弦側は635㎜と短くなっているのですが低音弦は長く、高音弦は短くなっている分チューニングに無理が無いんです。

豊嶋)あ~ハープとかと同じ状態になりますもんね。 チューニングの無理が無い分、音にも期待出来ますかね?


オーダーミーティング11
岡村)それはもちろん期待できるでしょう! 6弦全ての音の高さに沿った弦のスケールを確保してしてますから各弦の鳴りやすさも段違いかと。

豊嶋)あとは左手のフィンガリングですよね。 評判を調べると意外とスラスラ弾けるみたいですがエレキギターだとどうですか?
岡村)エレキギターだと皆さんすぐに慣れてますよ。 初めて見る方だとびっくりする人もいますが 笑

豊嶋)自分も初めて見た時はなんじゃこりゃと思いました。 笑 でもこれをオリジナルシリーズのF25につけたくありません?

岡村)一味違った(進化した?)オリジナルシリーズですね。 超やりたいです 笑

豊嶋)では、このモデルが今回オーダー分のラストを飾るモデルという事で。

岡村)異論なし!!


F25Cファンフレット詳細

Custom.8
F25CFF/Indian Rosewood/Red Cedar/
Fan Fret/Cutway

F25CFF/Indian Rosewood/Red Cedar
Body F
Top Red Cedar
Side&Back East Indian Rosewood/
Scale 680㎜
Nut幅 45㎜
Option1 ファンフレット
Option2 カッタウェイ
あえて「進化系」とも呼べるファンフレットを定番の「F25C」で採用したカスタム品。数あるオプションの中でも最も大幅に楽器の質を変えるギターとなるだろう。大きく演奏の幅を拡げる事間違い無しの1本だ。
...2021年4月入荷しました!商品詳細はこちら

店長コメント

2020年の暮れ、こうしてLowdenオーダーミーティングは幕を下ろした。彼らがこれほど興奮し、熱くなる姿を見たことがあっただろうか?いや、無い!初めて見た気がする。愛器にそそぐ思い入れがそのままミーティングで展開されていく。スタッフの拘りがふんだんに盛り込まれた合計9本のオリジナルカスタムモデルである。即時、まとめ上げ正式オーダーを行うとしよう。早ければ2021年の春ごろには順次完成、入荷してくる事だろう。非常に楽しみである。

(2021年4月追加)スタッフの豊嶋の愛器Lowden F-50C 【マダガスカルローズウッド×アディロンダックスプルース】での演奏動画を張り付けておくので、自慢のLowdenサウンドを確かめていただきたい。


今回のオーダーは以上になるが今後もLowdenは追加導入していく!まだまだ彼らのアイデアは尽きない。愛器を弾けば弾くほどアイデアは湯水のように湧き出てくるのである。次回も開発秘話があるかないかは、反響に任せる事とし、締めたいと思う。

2021年3月、オーダー品入荷続々開始!



お客様のカスタムオーダーも受付中!

お客様ご自身のご希望スペックを盛り込んだLowdenをオーダーしたい方、大歓迎!
下記のバナーよりオーダーシートをダウンロードいただけます。
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