HYLIGHT

ハイライト・エレクトロニクスは、イギリスのオーディオエンジニア、デイヴィッド・リーヴスが考案した会社です。彼は1950年代後半に専門学校に通い、マルコーニ・エレクトロニクスとムラードで修行を積みました。リーブスは最終的にハイライト社を設立しました（社名は、1960年代初頭に友人が所属していた「ザ・ハイライツ」というバンドに由来しています）。そして、1966年9月に社名が登録されました。最初の大規模なアンプの注文は、アイヴァー・アービターのサウンド・シティ・ミュージックストアからで、これが後にオリジナルのサウンド・シティ・アンプとなりました。これらのアンプ（いわゆる「マークI」）は、アービターが当時設計していたアンプにサウンド・シティのロゴを新たに付けただけのものだったようです。これらのアンプの多くには、今でもシャーシ内部に「ハイライト・エレクトロニクス」のステッカーが貼られています。その後もハイライト・エレクトロニクスは1981年までハイワットのロゴでアンプを生産し続けました。


Hylight Electronicsは、60年代に他の有名メーカーと共に高品質なアンプを製造し、60年代、70年代、そしてそれ以降のブリティッシュロックのサウンド形成に大きく貢献しました。ピンク・フロイド、ムーディー・ブルース、ローリング・ストーンズ、ザ・フーといったバンドは、伝説的なサウンドを生み出すためにHylight製アンプを使用しています。ミリタリースペックのシャーシ、ポイントツーポイント配線、そしてマリングレードのキャビネットを備えたHylightアンプは、非常に堅牢な造りでも知られています。