オアフ島カイムキ在住 Mr.KokuboのウクレレNEWS

Vol.1 第34回ウクレレフェスティバル Vol.2 ローカルミュージック Vol.3 ウクレレファクトリー
Vol.4 ジェイク Vol.5 スラッキー Vol.6 フラ
Vol.7 第35回ウクレレフェスティバル プレイベント Vol.8 第35回ウクレレフェスティバル リポート Vol.9 「無料」で楽しむお得情報
Vol.10 第23回ハワイアンスラッキー フェスティバル Vol.11 ハワイ音楽研究会」御一行様ホノルルご到着 Vol.12 ウクレレギルド オブ ハワイ 2005
Vol.15 ホッとするお話
Vol.16 第36回ウクレレフェスティバル Vol.17 24th Annual HAWAIIAN SLACK KEY GUITAR FESTIVAL 2006 “OAHU STYLE”

 「ウクレレなニュース」が毎日の生活の中にもたくさん転がっているオアフ島。第4回は、おそらく皆さんの方がよくご存知、フリーペーパーから知る「ウクレレな情報」です。

 スターバックスをはじめ、街のスタンドやスーパー店頭で無料配布しているフリー新聞は、「ホノルル ウィークリー」紙など多数あります。週単位でのライブ情報がうれしく、いろいろな音楽がいつどこでやっているのかを知るための情報源となります。また、ミュージシャンのインタビューが載っていることもあります。たしか昨年の夏頃には、ジェイクへのインタビューも載っていましたっけ。そのお話を思い出しながら、彼に縁のある街の風景のご紹介させていただきます。

 ジェイク シマブクロは、ワシントン中学校のバンドでクラリネットを吹いていたそうですが、うちの近所、カイムキ高校に進学してからはパーカッションに転向したそうです。彼ははその当時も申し分のないモイリィーリィ・ボーイだったそうですが、今や誰もが知る28歳の「ハワイの若きウクレレ・インプレッサリオ」。ジェイクとカイムキ高校で同級生だった友達は、「パーカッション奏者であった経験から、彼の演奏は左手のフィンガリングよりも右手のストロークのスピードに特徴があるんだ」と話していました。たしかに納得です。

 昨年の彼は際立って多忙だったとのことです。ツアーのみならず彼自身のレーベル「ヒッチハイク・レーベル」を立ち上げ、そしてホノルルマラソンのテーマソング「レインボー」も書きおろしています。最新CD「ワォーキング ダウン レインヒル」は、今までのように"どのくらい速く弾けるか?"という感じのレコーディングにくらべると、よりソウルフル。多くのオリジナル曲にまじえて、ジョージ・ハリソンの「While My Guitar Gently Weeps」は、日本でのコンサートツアー中に滞在していたホテルのバスルームでレコーディングしたらしいです。
 ハワイの高校には"コミュニティースクール"という地域の人達が生涯学習を行う施設も併設されていて、写真のカイムキ・コミュニティー・スクールでも初級と中級のウクレレ教室もあります。先生のひとりデービッド・サイモンは、ニューヨークの「シティーバンク」に勤めていたエリートですが、今はここに移り住み、ウクレレと英語の先生のかたわらカラカウア大通りで相手を見つけてはジャムっています。彼の持ち歌のひとつ「ここに幸あれ」はなんと日本語で熱唱します。リタイヤ後の長期滞在を考えている方には、よいプログラムではないでしょうか?
 この新聞でのインタビューは、彼のお気に入りのたまり場“Coffee Talk"で行われたそうです。コーヒートークは、カイムキと呼ばれるエリアにある、ナ・レオの曲にも出てくるワイアラエ・アベニュー沿いのカフェ。アメリカでは少なくとも1990年頃までは「コーヒー屋さんというスタイルのお店はなかった」と、日本通であるサンディエゴの友人が、家の近くにできたコーヒー屋に連れていってくれたのを思い出します。やがてシアトルのスターバックスなどが出来て、そこでは同時にフォークミュージックのライブや詩の朗読会など、1960年代後半のサイケデリックな時代を感じさせるアースなイベントの場所にもなったようです。ここコーヒー・トークも同じ匂いを感じさせる場所で、情報紙を見るとカフェらしいイベントを見つける事ができます。この写真撮影の晩も、パンクやニューウェイブなどのライブをやっていて、夜10時をまわったカイムキの街には、マーシャルJCMの心地よい音が炸裂していました。[MAP]
 さて、ジェイクのニューアルバムでの演奏は本当に熟成したと語る人が多いのですが、その理由としてジェイク自身が今まで以上に作曲に集中したことがあげられます。アルバムには10曲のオリジナルチューンに2曲のカバーチューンが含まれてすが、「より感性に主眼をおく」ように努め、自身のトーンを引き出すことにも努めたようです。自分が弾く「音のすべて」を重視し、以前はテクニックに重点を置いた速弾きリックを使おうとしてましたが、今回はより「自分の音」を使おうと心がけたようです。

 そういえば、記事ではジェイクはウクレレをいったい何本持っているのかも話していました。

大体5本のウクレレを持っていますが、パフォーマンスするときは1本だけを使います。知っているでしょ、あの1本です。

Q:それって、B.B.キングみたいって事? そのウクレレには名前があるの?(※ブルースギタリストのB.B.キングが使用しているギターには「ルシール」という名前がついている)

A:もちろん、バフィー!

Q:それはバンパイヤを退治する?(※日本でもCSで放送されていたTVドラマ。Buffyという女のコがバンパイヤを退治する話)

A:いいや何も退治しないよ、残念ながらね。

 「まだハワイの住人なの?」と冷やかされるほど多忙な彼ですが、昨年はたくさんツアーをしていました。1月から9月まで家にいた日数を数えたら2ヶ月に満たないくらい旅しいてたそうで、ほぼ毎月ツアー。もちろん5週間のジャパンツアーも含まれます。そのほかアメリカ本土、西海岸はL.A.とラスベガスの近く、それからシアトルとスポーケンに行ったといいます。

 「今好きな曲は何か?」との質問にあげた作品は、ジェフ バックレイの"モジョ ピン"。「彼の持つ影の部分はとても興味深い。最初に聞いたとき、彼のレコーディングにはとてもマジカルな何かがあった。ただ感じるんだ。レコーディングアーティストというものは、感性を引きつけることをたくさんテープの上でする。それはとても大変な事なんだ。僕の知っている中でもそれができている曲はとても稀だよ。もちろんライブアルバムでもね。たとえばアニイ デフランコと・・・それから・・・イズリエル・カマカヴィヴァオレ。彼の"Somewhere Overthe Rainbow"には、彼の気持ち全てが込められている。あの最も純粋な表現こそ、彼そのもの、彼自身だ」と語っていました。

 ジェイクはレコーディングスタジオに居続けるのは嫌いだそうで、彼曰く「不毛だと思う」。そのわけはレコーデンングスタジオにいる時は「マイクロフォンと自分だけ」なのが嫌いだとか。

「レコーディングしているときは「最高の演奏」か「最も満足した演奏」をしなければならないと考える。でも、時間をかけてもそんなことは起こり得ない。なぜなら、それは良い場所で良いオーディエンスと一緒にいて初めて得られるものだから。マインドなのさ、全てのことをパーフェクトにしてくれるのはね」

 つまり、コンサートに足を運んだアナタとともに「最も満足した演奏」が完成するのですね。


ついでにワイアラエ・アベニューおすすめスポット2店。まず12thアベニューグリルは、ワイアラエを坂下からあがりコーヒー・トークの角を右折しワンブロック南側にあるレストラン。このあたりはギャラリーやらベトナムレストランなど、特に夜がいい感じです。



そして、ワイアラエ沿いでコーヒー・トークより少し坂下にビッグシティダイナー。毎年ホノルルアドバタイザー紙で良いレストランに選ばれているお店。カイムキのほかにも2店舗ありますが、個人的にはここが一番好きで、もうかれこれ10年のおつきあい。とくに朝食が大好きです!ここは厨房のやり取りが見えて、とてもプロな雰囲気。ただし食べ過ぎ注意!





Mr.Kokubo
 
たしかに、この街には音楽に満ち溢れています。しかし大きな落とし穴があります。ギターやパーツ、エフェクターの類が全然充実していません。友達のギターに付いている、とてもポピュラーなブランドのペグのひとつが壊れてしまい、街中の楽器屋さんを駆け廻って捜しても結局ダメ。パールシティ−という遠くの街の楽器屋さんにもなし。結局、その友達が札幌へ旅行に行くついでになんとか市内でゲット。しかし、以前から買えないとわかっていても楽器屋さん巡りがこの上なく好きな私は、重症な「禁断症状」です。

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