今週の1本はGibson CustomShopが総力を結集して製作した50thANNIVERSARY Flying V KORINAです。 1950年代後半、Fender社は斬新な機能とデザインでソリッドボディー・エレクトリックギターのシェアを確実に伸ばしていました。それに対しギブソン社の製品は良く言えば伝統的、しかし言い方を変えれば時代遅れの感がありました。そこでテッド・マッカーティー社長の指示のもとモダニスティック・ギターズ・プロジェクトがスタートし、今までにない革新的なデザインのフライングVが開発されました。また単に奇をねらっただけの製品ではなく音響的に優れたコリーナ材の使用、ディープジョイント構造をはじめとする高いレベルの木材加工、発売されたばかりのハムバッカーPUの搭載と、当時のギブソン社の技術を結集して製作されました。しかし、残念ながらあまりに時代を先取りし過ぎたデザインのため一般ユーザーには受け入れられず98本を製造しただけで生産終了になってしまい、人々の記憶からしだいに消えていき幻のギターとなりました。 その後80年代のヘビーメタル・ムーブメントの中、フライングVはやっと正当な評価を受け、ロックギターの象徴として君臨します。時代がフライングVに追いついたわけです。ブームにのっていくつか58Vリイシューが発売されましたが、ついに今年2008年、史上最強の再生産モデルがカスタムショップより50周年記念モデルとして限定100本発売されました。 1958年当時のギブソン社のスピリットがここに蘇りました。 Spec Body : 2-piece Korina Neck : 1-piece Korina / Rounded Neck Profile Fingerboard : Rosewood / Pearloid Dot Inlays / 22frets Scale Length : 24-3/4” Nut Width : 1-11/16” Bridge / Tailpiece : ABR-1 / String-Through Body Tuner : Vintage Tulip Tuners Hardware : Gold Pickup : Burst Backer1(Rhythm) and Burst Backer2(Treble) Controls : 2 Volume and 1 Tone Control 、3-Way Selector Switch