今回で第4回となったコンテストには審査員にギターリストの田辺充邦氏、小沼ようすけ氏、音楽ライターの石沢功治氏の3人を迎え予選を勝ち上がった6名によるハイレベルな決勝戦が行われました。
(写真左から田辺氏、小沼氏、石沢氏)

トップバッターの原田上総さんは今回で2回目の出場。「アローン・トゥゲザー」をソロギターで見事に歌い上げていただきました。

続いて3度目の出場となる山田元気さんはお父様が製作したオリジナルのギターを手に「イット・グット・ハブン・トゥ・ユー」を途中ルーパーを使用しながらグルービーに演奏していただきました。

3番手の増田勇人さんは初出場、ジャズでは珍しいフラットトップのアコースティックギターを使用し「フォー・オン・シックス」を緩急交えた繊細なピッキングで見事に演奏されました。

続いては紅一点女性ギタリスト、初出場の丹羽悦子さん。「マイ・フェイヴァリット・シングス」を独自のアレンジでオリジナリティ溢れるサウンド、クオリティで熱演されました。

5番手に登場したのは2回目の進出の熊谷侑真さん。「デイズ・オブ・ワイン・アンド・ローゼス」を日本では見かけないフランス製のアーチトップギターで、美しい音色の演奏を聞かせていただきました。

最終演奏者は第一回目からの連続出場の中野純さん。「ステラ・バイ・スターライト」をクラシカルなアルペジオ、テーマ、アドリブと流れるような美しい演奏で、会場の視線（耳）を釘付けにしておりました。

審査結果の集計中、審査員でお越し頂いていた田辺充邦氏と小沼ようすけ氏がそれぞれソロそしてデュオでの演奏。初共演とは思えない会話を楽しむかの様なリラックスした素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

審査結果発表となり最優秀賞は中野純さんが受賞、副賞のGibson 1962ES-335 VOSを手に。審査委員特別賞には丹羽悦子さんが受賞、丹羽さんはギブソン奨励賞『ブルーノート直営のダイニングバー【Lady Blue】で8/17に開催されたGibson Barの出演権利』のダブル受賞となりました。