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ロバート・エルリックは今年36歳になる、まだ若い製作家ですが、既に10年以上のキャリアを持ち、シカゴを拠点に、材のカットから最終組込みに至る、手工ギター製作の全行程をたった一人で行っています。
学生時代に芸術学校で素材の研究と木工技術を学ぶ傍ら、バークリーでミュージック・パフォーマンスを専攻し、自身もプロフェッショナル・プレイヤーとしても活動していた、という非常に豊かなバックグラウンドの持ち主でもあります。当時はプレイヤーとして得た報酬で、$150の安物から$5,000のハンドメイドの楽器まで幅広く集めて、それらのデザインや構造を徹底的に研究、自身の楽器に集約させるよう試みていたそうです。そんな彼がエルリック・ベース・ギターを興したのは1992年のこと。当初は6弦で、36インチのエクステンション・スケールのスルーネック、といった仕様を専門に(!)製作していましたが、月日とともに、5弦や4弦は勿論、スルーネック、ボルト・オン、シングルカッタウェイのスルーネック、ハイブリッド(セットネック)、ハイブリッドのセミ・ホロウ、ピッコロと種類を増やし、彼ならではの独自性を培っていきました。現在彼が製作している楽器は、もはや単なる研究の成果ではなく、過去10年間の顧客ニーズに応えた言わば集大成と呼べるものです。
「有名なプレイヤーに自分の楽器を使ってもらえるようオファーした事はありません。自分の顧客が有名か否かは全く重要ではありません。私は常々プレーヤー自身がエルリック・ベースの価値に気づき、入手されることこそ一番重要だと考えています。そういう方々の意見が自分の楽器をより良いものにしていきました。そうした理由で、有名ミュージシャンを使ったエンドースメント・プログラム自体に興味がないんです。」こんな言葉に彼の人柄や製作家としてのスタンスが良くでています。是非一度お手にとってお確かめ下さい。 |
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